円満に退職するためのポイントや気を付けるべきことを紹介

2022/09/20

円満に退職するためのポイントや気を付けるべきことを紹介

転職など様々な理由で退職をしたいと考えている人もいるでしょう。そのような場合、円満に退職をしたいものですよね。しかし辞めることを言い出すタイミングや伝え方など、難しいことも多くなかなか上手くいかないのが現状です。そこで円満に退職するためのポイントや、気を付けるべきことを紹介するので参考にして下さい。



退職理由を前向きなものにしよう



退職理由を前向きなものにしよう

まずは退職をする理由をしっかりと固めておくことが重要になります。ここでポイントとなるのは、会社に対しての不満を理由にしてはいけないということです。退職を考えている人の中には、職場の人間関係や賃金の問題で不満を感じて、それを理由に転職のための退職を希望している人も多いでしょう。特に人間関係のトラブルで会社を辞める人は多く、そのような場合はどうせ辞めるのだから文句や不満を伝えてしまいたいと衝動的になる人も少なくありません。しかし仮にあなたは全く悪くないとしても、不満を聞かされた上司や同僚は良い気分にはなりません。むしろあなたにマイナスのイメージを抱くことになると考えられます。これでは円満退社は難しくなってしまうので、悔しいかもしれませんが文句や不満を言うのは我慢しましょう。



ではどのようなことを退社の理由とすればいいのかと言えば、個人的で前向きな内容のものが良いと考えられます。例えば、今の会社にいてもスキルアップが難しいと感じて退職を希望するとします。この場合このままこれを退職理由として上司に伝えると、会社に非があるように捉えられてしまう可能性が否定できません。そこで「違う会社で新しいスキルを身に付けたい」といったような言い方に変えてみましょう。内容としてはほとんど同じですが、前向きに感じる退職理由になっています。ネガティブなことで退職を希望する場合も、言い方を変えるだけで前向きな退職理由になるので、円満退職のためのポイントとして覚えておきましょう。



退職を伝えるタイミングに気を付けよう



退職を伝えるタイミングに気を付けよう


退職は言い出しにくいことですよね。しかしいつまでも言い出せずにいると、困るのはあなたです。退職したいことを伝えて実際に退職するまでには、やらなくてはいけないことがたくさんあります。その中に後任者の決定がありますが、これはすぐに決まるとは限りません。後任者が決まらない限り業務の引き継ぎに関することもできないため、もし同時進行で転職活動もしていた場合、慌ただしくて大変になることが容易に想像できます。しかもあなたが困るだけでなく、後任者や職場全体にも迷惑がかかり円満に退職をすることは難しくなります。言い出しにくいかもしれませんが、なるべく早めに退職したいことを上司に伝えるようにして下さい。



具体的な退職を申し出る時期は、法律では退職の2週間前までに届け出れば良いことになっています。しかし先程も述べたように、退職する際にやるべきことはたくさんあるため、2週間前では遅すぎるでしょう。実際には就業規則として、1ヶ月前までに申し出るように定めている会社が多いようです。自分の勤めている会社の就業規則を確認するようにしましょう。また早めに申し出れば、有給を余裕を持って消化できるというメリットもありますよ。さらに退職を申し出るタイミングも気を付けなければいけません。自分の担当している仕事を途中で投げ出すことがないように、タイミングをよく考えて下さいね。特にポジションが高い人は、その分責任も重くなっているので注意が必要です。後輩の指導をよくするなど、退職する際に仕事に支障が出ないようにすることを意識した行動を心掛けましょう。



退職の流れを確認しておこう




退職の流れを確認しておこう


退職に関する手続きをスムーズに行うことも、円満に退職するために大切なことです。締め切りに間に合わなかったり、書類が足りなかったりといったような不備がないよう、ここでしっかりと確認しておきましょう。



#退職日を決める


退職を上司に申し出て了承を得たら、相談しながら退職日を決めることになります。引き継ぎなどを考えて余裕のある日程にしましょう。



#退職届を作成する


退職の際は必ず退職届を作成する必要があり、これを受理することで会社側は退職の手続きを始めます。書式や提出先に関して会社で決められている場合もあるため、事前に確認しておく必要があります。提出期限にも気を付けましょう。



#挨拶回りをする


上司はもちろん、同僚にも退職のことを伝えるようにしましょう。取引先がある場合は、そちらにも挨拶に伺う必要があります。その時に自分の退職を伝えるだけでなく、後任者の紹介もしておくと後々の仕事がスムーズにいくでしょう。他にもお世話になった関係者には、直接挨拶に行けなくても挨拶状やメールを送ると好印象になりますよ。



#返却するものや受け取るものを確認する


退職の際に返却するものは身分証や健康保険証、名刺などがあります。制服がある場合は、それも忘れずに返却して下さい。受け取るものは離職票や雇用保険被保険者証、年金手帳などがあります。いずれも大事なものなので、忘れないようにしましょう。



以上のようなことの他に、同時進行で業務の引き継ぎや転職活動も行うことになります。さらに退職後にも場合によっては、失業保険や健康保険、国民年金などの手続きが必要です。事前に流れを把握して、スムーズに退職できるようにしましょう。







円満に退職をしよう



このように円満に退職するためのポイントや気を付けるべきことは様々あり、大変だと感じた人もいるかもしれません。しかし円満に退職をすれば、転職活動でプラスになったり、今の会社の人たちが次の仕事の人脈になったりとメリットも生まれます。退職をポジティブに次のステージへ進むためのモチベーションとして捉え、最善を尽くすようにして下さいね。